藤田スケール「F0」
もう新年が明けて15日が過ぎました。
なにかと慌ただしかった昨年末を ドタバタやり過ごし久しぶりにブログを書いてます。
先週同じ市内の福井県坂井市三国町や坂井町に竜巻が襲いビニールハウスや
家屋の屋根瓦が吹き飛ばされるという災害がおよそ90棟に襲いかかりました。
縁あって弊社が被害に遭った8m×80mのビニールハウス2棟解体しました。
この災害は竜巻が二つ発生して起こったものですが、その等級を表す単位に
『藤田スケール』なるものを用いています。
1971年にシカゴ大学の名誉教授だった藤田さんが定義したようですが、
「F0」から「F5」までの6段階に分類されてます。
今回の竜巻のサイズは最も小さい「F0」でした。
これは風速17~32m/s
テレビのアンテナなどの弱い構造物が倒れる。
小枝が折れ、根の浅い木が傾くことがある。
非住家が壊れるかもしれない。
こういう定義です。
「F1」はというと、
風速33~19m/s
屋根瓦が飛び、ガラス窓が割れる。
ビニールハウスの被害甚大。
根の弱い木は倒れ・・・云々とあります。
今回の災害はまさしく「F1」じゃないのでしょうか?
まあ、風速でいうと「F0」だったのかもしれませんが、どうもおかしい気がします。
それに、最小単位が「F0」ってなんなんでしょう?
最小等級は「F1」からで良いんじゃないでしょかねぇ。
地元の被害を大きく知らせたいんじゃないですけど、ちょっと不可解に感じました。
ちなみに最高等級の「F5」は、
風速117~142m/s
住家は跡形もなく吹き飛ばされるし、立木の皮がはぎとられてしまったりする。
自動車、列車などが持ち上げられて飛行し、とんでもない所まで飛ばされる。
数トンもある物体がどこからともなく降ってくる。
もはや漫画の世界です(苦笑)