ロータスからHVスーパーカー
英国ロータスカーズは20日、30日に開幕するパリモーターショーにおいて、ハイブリッドスーパーカーのプロトタイプ、
『エリート』を初公開すると発表した。
新型エリートは、2+2シーターで電動開閉式ルーフを備えたスーパーカーの提案。モダンクラシックをテーマにデザイン
されたボディは、全長4600×全幅1900×全高1320mmだ。エンジンはフロントミッドシップに置かれ、後輪を駆動する。
パワーユニットはガソリンと、ハイブリッドの2種類。5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、トヨタ自動車から供給
を受けるユニット(レクサス『IS-F』用)と思われ、最大出力620ps、最大トルク73.4kgmを引き出す。
車両重量は1650kgにまとめられ、0-100km/h加速は3.5〜3.7秒、最高速は315km/hを標榜。ハイブリッド仕様は、F1マシン
と同じKERS(運動エネルギー回生システム)を採用するなど環境性能が追求され、CO2排出量は215g/kmに抑えられる。
新型エリートは今後開発テストが行われ、2014年春に発売予定。英国での価格は、11万5000ポンド(約1530万円)程度を
想定する。グループロータスのダニー・バハーCEOは、「1957年に発表した初代エリート同様、新型エリートが新しいスー
パーカー像を定義する」と、自信を見せている。